ゆ・かりの記録、光州編

いつもわくわくを探しています。自分らしく生きる!

大学院生ってこんな感じです(一例)

明けましておめでとうございます!!!明けてしまいましたね!!!そしてお正月も過ぎ去りましたね!!はやい!!

 

お正月は私もちょろっとだけ日本に行ってきました!一週間ちょっとだけ帰国して、昨日韓国に戻ってきました~~はやい!!

 

学期が終わって少し経ちましたが、今学期も無事にすべての授業課題発表が終わったのでほっとしています。。

 

 

(今回も終盤死ぬかと思ったダヨ。。)

 

 

一段落ついて時間ができたので今回は大学院の授業がどんな感じなのか、院生がどんな風にすごしているのか、等 大学院についてのお話を書いてみようかと思います。

 


とはいっても、韓国にある多くの大学院の中のひとつに通う、私個人の紹介する内容であって、韓国の大学院がみんなこうだ!というわけではないので、

 

ほう、そんな風に院生活を送ってる人もおるんやなぁ~的な軽いノリで読んでもらえたらいいんじゃないかなと思います。

 

 

はいさっそく私の専攻についてさらっと。

 

まず、私は 인문대학 국어국문학과(人文学部 国語国文学科)で韓国語の言語学を学んでるのですが、うちの学科の(さらには私の専攻分野の)教授たちは非常に情熱的で厳しく指導してくださるいい言葉に言い換えようとめちゃくちゃ頑張った ので、他に比べて

 

 

 

厳しい、つらい、簡単に卒業させてくれない 学科 

 

 

 

と言われているらしいです。知らんけど。←入学後しばらくしてから友達に聞いて知った情報←つまり私は知らなかった←どうりでなんかつらいなと思った

 

 

 

肝心の授業のやり方について

 

これはまあ教授によって授業方式は様々なんですけど、国文学科の授業の中でも私の専攻分野である国語学系の授業について紹介したいと思います。

(国文学科のなかでも分野が国語学、現代文、古典文学の3種類に分かれています。)

 

国語学の授業は主に

 

院生が毎授業一人とか二人ずつ発表 → 受講者全員+教授で討論 or 教授による解説 

 

という形で行われることが多いです。

 

でこの発表なんですが、大学院の授業でよくする発表の方式?を韓国語では "발제(發題)" と言って日本語にすると発題なんですが、この発題という単語、日本でも院とか学会みたいな学術的な場では使われるのかな??

少なくとも大学までを日本で卒業した私はこの発題という言葉を知らなかったのだけど、院生の授業で初めてこの発題というものを知りました。

 

 

発題(발제)ってなんや

 

この発題(발제)が何かというと、NAVERの国語辞典の説明を借りると

討論や研究会のような類のところで、あるテーマについて調査し発表すること”らしいです。

 

大体初回の授業で、教授が院生一人ひとりにテーマを与えるんですが、院生はそのテーマについて各自ひたすら勉強して、内容をまとめる。で、まとめた内容について自分が講義するような感じで発表する。というのが発題(발제)であり、私が日ごろ参加している授業の主な方式です。

 

 

この発題というヤツがね、まあ当たり前なんですけどあるテーマについてただ整理してまとめるだけでなくて、内容について分析、自分の考えを展開するというところまでやってようやく完成なのですよね。。。これがほんとに難しい。。

 

初めの頃は、もらったテーマに関する基礎知識なんかも皆無に等しかったので、内容をきれいに整理したところまででも精一杯で、とてもじゃないが自分の考えなんかひねり出す余裕もクソもねぇぇえええ(号泣)という感じでした。

 

博士課程と合同の授業も多かったので、かっこよく自分の論を展開する博士課程の先生方(院生同士みんな先生と呼びあいます)を見ながらいつもカンドーしかしていませんでした。

 

今でも博士課程の先生方にはまだまだ及ばないですが、それでも初期よりはましになったのでは。。と思ってやっていないとやってられぬ。

 

 

はい次、そんな授業の準備について

 

こんな感じで授業のたびに発表の準備がいるのと、発表者じゃなくてもそのテーマについて予習討論するために自分の論を準備しておかないといけないので、

 

授業ももちろん大事ですが、授業のための日々の準備も同じくらい大事なのです!!

 

どういうことかというと、授業以外の時間もめちゃくちゃ大変で忙しい!というか私的にはむしろ授業以外の時間のほうが大変な気がするヨ。。。

 

 

よく院生は授業少ないから授業以外の多くの時間は暇してると思われることがあるんですが、その度に心の中で違うんやあ~~~~~~~と泣いています。

 

むしろ授業以外の時間が忙しくて大変なんすよ。。(涙目)そんでもって当たり前やけど授業と授業の合間って1週間しかないので、授業たくさん取りすぎると準備が追い付かなくなり、まもなく死にます

 

実際に私自身も、「院生になったら少し余裕もできそうやし学部生の授業とか、専攻分野以外にもなんか授業とりたいなあ」なんてくそ呑気に思ってましたが、実際院生やってみて、

 

あ、物理的に無理やわ。そんな愚かな真似したら控えめに言って確実に死ぬ

 

と察しました。

 

 

あ、でその授業以外の時間に授業の準備をどんな感じでやるのかなんですが、重要な部分書いてなかった。。

 

発表者の場合

1、与えられたテーマについて理論書等を数冊読んでまとめる。(※①数冊読むことで客観的にまとめられるため。②用語が著者によって異なる場合が多いため。)

 

2、関連論文を探して内容をまとめつつ、論文を読みながら自分の考え(論)もまとめる。

 

3、発表文が完成したら、討論したい・質問したい・意見を聞きたい内容をまとめて発表文のどの部分で持ち出すか、等 発表の段取りを組む。

 

4、ひたすら練習

 

発表者でない場合

1、その週のテーマについての本を読むなど予習する。(発表者でなくても内容は全員理解して来ている前提で授業が行われるため。)

 

2、発表者に質問したいこと、討論したいことなどをまとめる。

 

 

という感じでまとめてみましたが、これはあくまでも私が実際に教授にダメだしされながら学んできた私個人のやり方なので、ベースは一緒でも方法は人によって違うかもです。参考までに。

 

 

で、ここまで見ても分かるように、基本的に大学院の授業では受講者が主体ぐらいの勢いになってくるので、当たり前ですが語学の面で不足しているともんのすんごくつらいと思います。というか卒業できないかも…

 

ということではい、

 

大学院に入る前にしておくと後で自分にとっても感謝されること。(留学生として、ここでは特に韓国の大学院への進学の場合)

 

その一:「友達と問題なく話せるレベル」ではない「専門的な分野も語れるレベル」まで語学力を上げておくこと。

 

その二:普段あまり使わないような学術的な語彙をひたすら増やしておくこと。(本や論文を大量に読むことになるのでこれしないと後でめちゃくちゃ泣く※実際にめちゃくちゃ泣いた人がお知らせします)

 

その三:専攻分野の専門書(理論書)を最低1冊は読破しておく。(その分野の専門用語とかを韓国語でインプットしておくと後でだいぶ楽になるのと、韓国語の本1冊を理解しながらも早く読む練習をしておくとよさげ※速読能力めちゃくそ大事)

 

 

そろそろおわるよ

 

こんな感じで大学院での授業の一例を書いてみました。日本の大学院がどういった感じなのかを知らないので比較はできませんが、少なくとも大学とは違う、”大学院”なので、”受け身になってただ授業を聞く”という感じでは全くないということは強調したいです。←誰に

 

 

学期中はほんとひたすら走り続ける感じなので、冬休みの今のうちにやっておきたいことは済ませておこうと思います。。 

 

 

はい今回はこんな感じでおーーしまい!